しっぽを立ててすり寄って、あいさつを交わします [感想]

なにか興味を引かれたものに集中しているとき、狙っているときのサインです。何代にも渡って家の中だけで暮らしていても猫は狩猟動物。大きな動きより小さな動きに興味を引かれることが多く、徐々に身体を低くして、しっぽで間合いを計りながら飛びかかるチャンスをうかがいます。じっと動かないときは、それが安全かどうか確認、またはその後どうしようか考えているときです。

猫が安心できる場所にいて、気分が安定し、うれしい、ご機嫌、おねだり、甘えたいときのサインです。友好関係にある猫同士も同じようにしっぽを立ててすり寄って、あいさつを交わします。しっぽを立てることで、お尻のニオイを嗅ぎやすくさせて相手に敵意がないことを示す、母親にお尻をきれいにしてもらう子猫時代の名残りでしっぽを立てるといわれています。

まぁまぁ機嫌が良くて、でもあんまり構われたくない。「はいはい、わかってるわよ」って感じでしょうか。スリスリマーキングは大好きなものにもしますが、時々「このニオイはイヤ! 自分のニオイを付けてごまかしちゃおう!」というときにもします。額やお尻の付け根にある臭腺から、人間にはわからない程度のニオイを出して、それを相手にすりつけているのです。しっぽを立ててスリスリは、友好的なあいさつであるとともに「これはわたしの所有物」というマーキング行動でもあります。
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